プライベートバンクとは何でしょうか。
最近、よく耳にする機会が増えたプライベートバンク( Private bank )とは一体どのようなものでしょうか。元々、欧州で誕生したプライベートバンクの運営は、株式会社形態でなく、無限責任をもつパートナーによる<個人銀行>を指します。したがって、そういった意味でのプライベートバンクは中心地スイスにおいても、それほど多くはありません。一般的には、“個人富裕層をおもに対象とする資産管理のための銀行”と言えます。
プライベートバンクのメリット
- 高利回り投資
- 万全の資産保護
- 法律に守られた守秘性・匿名性
- 取り扱い商品の豊富さ
プライベートバンクの始まり
元々は、中世の王族、貴族、騎士達などの富裕層が、自分たちの資産を信頼できる人間や教会などに保管を委託したところがプライベートバンクの起源であるとも言われています。今でもプライベートバンクに流れる根底の理念である「資産の保全」というのは、こうした成り立ちからも影響を受けているのです。
プライベートバンクの始まり
一流と呼ばれるプライベートバンクには、政治的・社会的に大きな変動を乗り越えてきた歴史的な信頼の積み重ねがあります。そのため、非常に古い起源を持っている銀行が多くあります。例えば、日本でも有名な某大手プライベートバンクは、1805年の創業です。1805年といえば、ナポレオンが皇帝に即位した翌年です。ヨーロッパ中が戦乱にもまれ、政治的に大変動の時代でした。その後も、二度の世界大戦、世界恐慌などを経て、ますます多くの富裕層の信頼を得たのでしょう。現在、そのプライベートバンクは、スイスで最も大きなプライベートバンクの一つです。他にも、スイスプライベートバンクには、200年近い歴史をもった銀行が数多くあります。