プライベートバンクとオフショア
プライベートバンクでは、オフショア地域で運用されているヘッジファンドも多く取り扱っております。オフショアとは、原則として税金が無い又は税率が著しく低い国や地域のことを指しています。「オフショア=沖合い」という意味です。「外洋上の船上ではどこの国の税金も掛からない」という意味で使われている言葉だそうです。オフショア地域には、世界各国の一流金融機関等があります。代表的なオフショアとしては、香港・ケイマン島・マン島・スイス・ルクセンブルグ・リヒテンシュタイン・バミューダ・モナコなどがあります。「オフショア」と「タックスヘイブン」は、ほぼ同じ意味といえます。ちなみに、タックスヘイブンとはタックス=税金、ヘイブン=回避地という意味で、「タックスヘブン=税金天国」ではありません。オフショアの金融商品の特徴を簡単に下記の4つとなります。
オフショアにおける税制上のメリット
オフショアでは、キャピタルゲイン(株式などの譲渡益・値上がり益)などに対する課税が、非課税(日本の場合、株式譲渡益・利子に対する税率は20%)という税制上のメリットがあります。基本的にオフショアでは、これといった産業が無い地域に、世界から法人を誘致する為に、税制を低く設定しているので当然のことではあります。故に、オフショアで運用される投資商品も税制上のメリットを享受することとなり、課税の厳しい国よりも遥かに速いスピードで、利益を蓄積することができるのです。
オフショアにおける規制
前項の重複ではありますが、基本的にオフショアでは、これといった産業が無い地域に、世界から法人を誘致する為に、税制を含め、様々な優遇措置を巡らせております。その一環として、行政上の規制も先進国のそれと比べて大幅に緩和されており、必要最小限に抑えられているのです。この優位性のおかげで、会計や煩わしい手続きをに費やす費用を大幅に削減することが可能となり、厳格な規制を保持する国の金融商品よりも遥かに速いスピードで、利益を蓄積することができるのです。
オフショアにおける匿名性
プライベートバンクが籍を置くオフショア地域では、個人及び企業情報を開示する義務がないため、個人情報や取引を保護するために、プライバシーと秘密性を提供しています。簡単に説明すると、あなたがマネーロンダリングや麻薬の密輸等に関連していたと証明されない限り、個人情報が政府機関や税務局に漏れることはありません。道徳的かつ法律に沿ってプライバシーを保護することで、機密性の高い情報を管理することができます。
オフショアに集まる優秀な人材
これまで上げてきた上記の事由によって、オフショアには投資・金融業界の優秀な人材が、有利な事業環境、投資環境を目指して、間断なく流れ込んでいるのです。そして、その優秀な彼らが運用するファンドが高い実績積み重ねているのです。